時差出勤にフレックスタイム制…自分らしく働くための“会社の制度”、活用できてる?

企業には、それぞれが独自に設定している制度が存在します。働き方改革の取り組みが本格化してからは、多くの企業がより良い働き方をかなえるために制度の改革を図っているのではないでしょうか。そこで今回、編集部では25~34歳までのビジネスパーソン225人に「会社の制度」に関するアンケートを行い、その結果をまとめてみました。会社の制度の仕組みを知って有効的に活用することで、“自分らしい働き方”を実現しましょう!

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みんなの会社で導入されている制度って?

まずは、アンケートに回答してくれた方の企業に導入されている制度について、アンケート結果を見てみましょう。

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<職場で導入されている制度はどれですか?(複数回答)>
■ノー残業デー…28.0%
■時差出勤…20.9%
■フレックスタイム制…20.4%
■業務用PCの自動シャットダウン…10.2%
■労働時間を考慮した評価制度…7.6%
■リモートワーク・テレワーク…7.6%
■わからない/特にない/答えられない…44.9%

上記の通り、柔軟な勤務時間を促す制度が、一部の企業で導入されているようです。各制度の内容については、以下をご覧ください。

■ノー残業デー

毎週決められた曜日をノー残業デー(早帰りデーと言うところも)に設定し、定時退勤を推奨する制度

■時差出勤(始業・終業時刻の繰り上げ・繰り下げ)

都心や人口集中地域で、1日の所定労働時間は固定のまま、出勤時間を分散させることで、朝や夕方の交通機関への集中を緩和するために作られた制度

■フレックスタイム制

あらかじめ定められた総労働時間の範囲内で、日々の始業・終業時刻と労働時間を自ら決めることのできる制度

■業務用PCの自動シャットダウン

決められた時間に、会社貸与のPCやスマートフォンが自動的にシャットダウンされる制度

■労働時間を考慮した評価制度

従来型の基準に、「労働時間に対しての効率性」や「的確なタイムマネジメント」といった観点も加味して行う人事評価

■リモートワーク・テレワーク

ケンブリッジ辞典によると「自宅を中心に働き、メールや電話でコミュニケーションを取る働き方」をリモートワークと言い、日本テレワーク協会によると「情報通信技術(ICT)を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」をテレワークと言う

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こういった制度を活用することで、総労働時間を変えることなくラッシュアワーによるストレスを軽減したり、プライベートを充実させたり、といった働き方が叶えられそうですね。各制度について、詳細を知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

「時間」と「働き方」の関係をもっと自由に。プライベートも仕事の充実もかなえる制度とは?

「こんな制度がほしい!」ビジネスパーソンの望みは?

続いて、世間のビジネスパーソンに「どんな制度がほしいか」についてもアンケートを行ったところ、幅広い意見が集まりました。

<あなたの職場がもっと働きやすくなるために、あったらいいなと思う制度はありますか?>

■テレワーク/リモートワーク
■男性が育児休暇を取りやすくなる制度
■有給を平等に取れるようにする制度
■強制的に有給を消化させる制度
■正当な評価制度
■部下から上司への評価制度
■副業制度
■昼寝制度
■フレックスタイム制

世界中で広がっている新型コロナウイルスの影響で、「テレワーク/リモートワーク」の働き方が浸透しつつありますが、このような非常事態でなくとも、在宅勤務など「働く場所の自由」を求める声が多く上がりました。

また、「有給休暇」や「育児休業」といった制度を利用しやすくするための職場環境を希望する声も聞かれ、「環境が整っていないため、制度をうまく活用できていない」現状も浮き彫りに。さらに、少数ではありますが「昼寝制度」や「副業制度」が欲しいとの意見もありました。

会社の制度を活用して“自分らしい働き方”を見つけよう

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理想の制度を挙げればキリがないかもしれませんが、現在ある制度をしっかり活用できれば、もっと自分らしい働き方、理想的な働き方に近づけることができるかもしれません。「制度はあるけれど活用できていない」「そもそも、どんな制度があるかわからない」という人は、改めて自社の制度を確認したうえで、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

文=小林 香織
編集=野田綾子+TAPE

■調査概要
実施期間:2020年3月2日~5日
手法:インターネットアンケート
モニター:Fastask
サンプル数:225s
対象:全国の25〜34歳の男女 会社員・公務員

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