イライラして仕事したくない…あなたがストレスフリーで働くために意識したい5つのポイント

仕事をしていると、自然とイライラしてくるもの。その証拠に仕事中に世の中の人がイライラしているかどうかを、厚生労働省の調査の結果を見ると、なんと約6割が強い不安、悩み、ストレスがあると答えています。イライラが募ると、「仕事したくない」と思ってしまうこともしばしば。

仕事中にどうしてもイライラしてしまう・・・。あなたがストレスフリーで働くために意識したい5つのポイント

多くの人が、仕事中にイライラしているわけですが、その原因を自分ではどうしようもない問題と思っていないでしょうか?イライラが発生する原因は、主に“人間関係”、“仕事の量”、“仕事の進め方”などがあげられます。

でも、そんなストレスは、自分の意識や気持ちを変えたり、ちょっとした行為だけで減らせるもの。イライラしながら働いていると、そのうち「仕事したくない!」と思ってしまうかもしれません。

それでは働く上で感じる、イライラから逃れる術とは?今回は、イライラの解消に役立つ5つのポイントを紹介したいと思います。

1. 人間関係といえども、割り切りが大切



人間関係は、仕事に限らずイライラが募る一番の原因ではないでしょうか?「他人のことだから自分じゃどうしようもできないし・・・。」と常に悩みの種にもなります。では人間関係は我慢し、イライラするのは仕方がないのでしょうか?

実は、仕事の人間関係で悩んだことがある人は調査の結果(第一生命調べ)、4人に3人となっています。

ここまで多くの人を悩ます人間関係。この問題を解決するには、一つの方法があります。それは、仕事仲間と割り切ってしまうことです。

一人一人に正面から付き合ってしまうと、イライラは募る一方でしょう。だからこそ、他人に過度な期待はせず、あくまで仕事仲間と割り切ってしまうのです。他人に期待してしまうと、その分できなかった部分に対してイライラしてきます。そのため、最初から期待せずに構えておくと、ストレスフリーで働けるはずです。

高圧的な上司や、愚痴の多い同僚など、タイプ別の対処方法をみていくと…


高圧的な上司の対処方法
高圧的な上司の場合は、まず『誰に対しても高圧的な態度』をとっているのか、『特定の人にだけ高圧的な態度』をとっているのかを見極めましょう。

『誰に対しても高圧的な態度』をとっている人の場合、そういうタイプの人なのだと考えましょう。まともに取り合うだけ、あなたは体力を消耗し、イライラが募るだけです。

一方で、『特定の人だけに高圧的な態度』を取る場合は、一旦冷静になって相手と自分を俯瞰して見てみることで、高圧的な態度を取る意図を探ってみましょう。

とはいえ、毎日のように『高圧的な態度』が続くようなら、それはパワハラです。他の上司・同僚に相談する。または産業医のもとに駆け込むといった対策を考えるのも手段です。

愚痴の多い同僚の対処方法
愚痴の多い同僚、いますよね。でも、一緒になって愚痴を言い合うのはやめましょう。愚痴を言っている時は、最初こそ盛り上がりるし、スッキリすると思います。でも、実は自分の中でマイナスの考え方が連想ゲームのように膨らんでいき、いずれはストレスの原因になるのです。

そのため愚痴の多い同僚とは、一定の距離を置くことが大切。それがイライラしないコツなのです。

2. 「書類が見当たらない・・・」となる前に整理整頓!


イライラするのは、人間関係だけでなく、物の影響も受けます。

机の上がごちゃごちゃしていると、見ているだけでイライラが募るもの。どこに何があるのか探し、書類を引っ張りだすと、ファイルの雪崩・・・。こんな状態では良くないですよね。

人はスムーズに物事が進まないと、イライラしやすくなってしまいます。例えば、会社のプレゼン用の書類が見つからない・・・となったとき、ただでさえ、プレゼン前などは緊張状態になりがち。そこに、書類を見つけなければならないという作業が加わってしまうと、なおさらイライラしてきてしまいます。

1日の始まりでもいいので、何事も整理しておくことが大切です。机上がすっきりとしていると、仕事も捗り、何より、落ち着いて仕事ができるでしょう。これは頭の中にも言えること。プレゼンで気をつけることなどを書き出し、頭の整理もしておきます。そうすると、スムーズに物事を進められるのです。

スケジュールを見るのは朝の1回きりで、その日の動きを確認する人もいるかと思います。しかし、スケジュールの変更があることも考えると、こまめなスケジュール整理もしてはいかがでしょうか?心の余裕が生まれてイライラしなくなるはずです。

3. 意外とイライラの原因?パソコンの調子もチェック!



ここまで説明してきたとおり、イライラは自分が気をつけることで防げるもの。その効果が顕著なものとして、イライラを感じた時、対策できるものは早めに対策することが挙げられます。

「パソコンの調子悪い・・・」といったように、物に対して不満を感じたときは、自己解決してしまいましょう!パソコンのパフォーマンスが悪いまま放っておくと、仕事は捗らないですし、イライラも募ります。そこで、対策できることを書き出しておくなどし(これも整理につながります)、手早く対策できるように意識しておきましょう。

スーツがきつい、パソコンの調子が悪いなど、日々使うものに対しては、とにかくイライラの原因になりがち。ここを満足できるものにできれば、意外とすっきりするはずです。意識しやすいものでもありますし、ぜひ試してみてください。

4. 気持ちに余裕を持って、イライラを受けいれる



仕事中のイライラは、自分の気持ちが関係している場合もあるでしょう。多少、自分の調子がいいときにはイライラの原因をうまく受け流せるもの。ですが、調子が悪いときは、小さな原因が大きなものに変化してしまうことも。

そこで、なるべくいつも調子が良い状態にして、気持ちに余裕を持たせることがベストです。そのために、こまめに休憩を挟んで、物事を整理する時に、自分が好きな紅茶やコーヒーを飲んで、一息つきましょう。仕事中にもしっかりオフを作り、仕事にメリハリをつけてみてください。自分が思っている以上に、イライラが少なくなると思います。

イライラを発散するためにお勧めの飲み物と食べ物はこちら


・イライラしている時の定番「牛乳」
・気持ちを落ち着けてくれる「ハーブティー」
・甘いもので落ち着つく「チョコレート」
・噛んでイライラ発散「ガム」「おつまみ昆布」
・イライラ解消にはビタミンCが豊富な「キウイ」

5. 他人のイライラは共有せずに、理解する



なぜ、自分はこんなにもイライラを感じているのか、皆さんは理解まで至っているでしょうか? 多くの人はイライラしてくると、他の人と共有してしまうもの。まわりの人に愚痴を言うことで一時的にはイライラの発散にはつながりますが、なくなることはありません。また共有してしまうと、愚痴が重なり、次に受けるイライラが大きくなってしまうことが懸念されます。

そのため、イライラを全て一括りにしないで、どこで、誰から(何から)、どのようなことが原因なのか、最終的には理解することが重要です。例えば、初めて行う作業は誰しもが、悩み、不安を感じると思います。これがイライラの原因になっているわけです。そのため初めてする仕事にイライラスしていると捉え、対処法を意識するようにしましょう。

冷静な自分になるために必要なのは、まずは深呼吸して落ち着くなどの方法が有効です。

また、手の甲には関衝(かんしょう)と中衝(ちゅうしょう)と呼ばれるツボがあります。関衝(かんしょう)は、小指の爪の生え際の薬指よりにあります。一方、中衝(ちゅうしょう)は、中指の爪の生え際の人差し指よりにあります。それぞれ、指で数分押すことで心が穏やかになるはず。こちらも試してみてください。

仕事中のイライラは、自分で対処できる
仕事中のイライラは、自分の意識や認識を変えるだけで無くせるものもあります。しかし多くの人は、仕事や上司のせいなど、物や人のせいにしてしまいがち。

イライラが募ってしまうと、仕事への気持ちが冷めてしまい、嫌なことがあると逃げ出したくなってしまいかねません。

イライラを解消できれば、前向きになり仕事が捗ることでしょう。そのために、ここまでで紹介した5つのポイントを参考に仕事に取り組んでみてください!

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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