この記事を読んでいるあなた、
もしかして、こんな状態ではないですか?
『昨日はよく寝たのにダルい、元気がでない、疲れた…』
おかしいですよね?
“疲れる”のは、筋肉に乳酸が溜まることが原因です。乳酸は、適度な休息を取ることで分解されるため、しっかり休めば元気になるはず。それなのにダルい。だから、会社に行きたくない。仕事をするのがめんどくさい。
もしかしたら、“ダルさ”や“疲れ”の原因は、身体の乳酸ではなく、バイタリティ(活力)が足りていないからかもしれません。人間は、どんなに身体が健康な状態でも、“バイタリティ”が無いと、活発な行動はとれないのです!
バイタリティは成功体験を積むことや、目標を達成することで高まります。やっても、やらなくても結果は同じ…。自分の行動に意義を感じられない。そんな状態だとバイタリティはどんどん下がっていきます。
どうやったらバイタリティは高まるのか?
よし、成功体験を積もう。目標を持った行動をしよう。『やる気だー!!』と自分を奮い立たせても、その考え方ではバイタリティは上がらないと思います。
またバイタリティは、誰かの命令や、一方的に設定されたノルマを達成しているだけでは、ある程度までしか上がりません。自分のなかで腹落ちしていないと、行動に意義を見出せなくなるからです。会社が設定しているノルマを達成して成果を上げ続けているけど、辛いのはこのためです。
それなら、どうすればいいのか?
その答えは、小さなことでいいから、自分で設定した目標を達成し続けていくこと。この“自分で設定した目標”という部分がポイントです。そこに納得感が生まれるからです。
しかも、小さな目標とは、
『朝15分早く起きる』
『普段30分掛かっている事務仕事を25分で片づける』
『駅やビルではエスカレーター・エレベーターを使わず、階段を使う』
といった内容で構いません。
自分で決めた目標を、着実に達成していくことが大事なのです。そうやって少しずつバイタリティを高めることが、ダルさや疲れを軽減していく方法だからです。
積み重ねることでしか、人間は変われない存在
人間の内面は常に、“変わりたい自分”と“変わりたくない自分”がせめぎ合っています。そのため、一気に行動を変えようとしても、“変わりたくない自分”がブレーキを掛けるため、大概は上手くいきません。
ちなみに、“変わりたくない自分”の正体は、生物学の見地からは“恒常性(ホメオスタシス)”と呼ばれています。恒常性は、生体の内部・外部の環境因子の変化に関わらず、生体の状態を一定に保とうとする働きを指します。
急激なダイエットをしても数か月後にはリバウンドして、元の体型に戻ってしまうのも、この恒常性の影響と考えられています。
だから無理は禁物。人はすぐには変われないのです。できることからコツコツと積み重ねていきましょう!
※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています
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