ビジネスシーンで使用されることの多いMicrosoft Excel(以下Excel)には、ショートカットキーと呼ばれる便利な機能があることを知っていますか?
ショートカットキーとは、Excel上でよく使う作業をキーボード上で動作させるものです。マウスを使わずに操作可能なため、作業を効率化することができます。
今回は、そんなExcelのショートカットキーについて紹介します。
超入門!知っておくと便利なショートカットキー
まずは超入門編として、以下で紹介するショートカットキーから使い始めてみましょう。
「Ctrl+A」
「Ctrl+A」は、Excel上のデータをすべて選択するショートカットキーです。
データ全体に対して装飾を入れたい場合や、すべての罫線(けいせん)をまとめて変更したい場合などに便利です。
「Ctrl+Z」
「Ctrl+Z」は、実行した操作をひとつ戻すショートカットキーです。
ツールバーに表示される「元に戻す」と同様の機能だと思ってください。ほとんどのミスは「Ctrl+Z」を入力することで元に戻せます。Excel作業中に何かミスがあったら、パニックにならず落ち着いて「Ctrl+Z」を押してみましょう。
「Ctrl+Y」
「Ctrl+Y」は、直前に行った操作を繰り返すショートカットキーです。
例えば、とあるセルを黄色く塗りつぶしたあと、他のセルを選択して「Ctrl+Y」を入力すると、そのセルも黄色く塗りつぶされます。文字の装飾や罫線の設定変更なども同様に「Ctrl+Y」で繰り返すことができます。
「Ctrl+S」
「Ctrl+S」は、ファイルを上書き保存するショートカットキーです。
「仕事中、突然パソコンがシャットダウンして、作業中のExcelデータが全部消えた」という悲劇はしばしば発生します。しかし、作業中に「Ctrl+S」をこまめに入力する癖をつけておけば、このような悲劇を防ぐことが可能です。
知っておくと1歩先に?おすすめショートカットキー
以下で紹介するショートカットキーは、同様の機能をマウスで行う場合、キーボードとマウスを行ったり来たりするため、作業工数が増えます。いずれもキーボードだけで、ボタンを押すだけなので、大幅に作業が楽になります。
「Ctrl+D」、「Ctrl+R」
「Ctrl+D」は、ひとつ上のセルをコピーするショートカットキーです。「Ctrl+R」も似たような機能で、ひとつ左のセルをコピーできます。
セルのコピーはマウスで選択することでも可能ですが、隙間なく入力された表上での作業ではミスクリックも起こりやすいもの。「Ctrl+D」や「Ctrl+R」を利用すれば確実に上左のセルをコピー可能なため、作業の正確性とスピードが向上します。
「Ctrl+F」
「Ctrl+F」は、Excel内のデータから特定の文字列を検索するショートカットキーです。シート内で探したいキーワードや英数字をピックアップしてくれるので、目視では確認しきれない膨大なデータから必要な情報を探す際などに便利です。
「Ctrl+F2」
「Ctrl+F2」は、印刷プレビューを表示するショートカットキーです。通常、Excelファイルの印刷プレビューを確認する際は、「ファイル」メニューから印刷タブを選択する必要がありますが、その操作って意外と面倒ですよね。しかし、「Ctrl+F2」を使えば、作業中も簡単に印刷プレビューを確認できます。
「Ctrl+1」
「Ctrl+1」は、選択したセルで「セルの書式設定」を開けるショートカットキーです。セル毎に罫線の種類や配置を変えたり、入力した文字を装飾したりすることも簡単にできます。
以上、Excelのショートカットキーを紹介しました。これらのショートカットキーを使いこなすことができれば、仕事を今よりも早く終わらせることができるかもしれません。まずは今回の記事で紹介したショートカットキーを覚えて、ぜひ使ってみてください。
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