右も左も分からない新人として入社してから、はや数年。なんとか日々の業務にも慣れてきた頃、突如あなたの部署へ後輩が配属される…なんてこと、ありますよね。初めての業務に戸惑う後輩の姿は、数年前のあなたそのもの。ここは先輩らしくビシっと指導してあげたいところですが、その接し方に悩むこともしばしば。
そこで今回は、後輩と良好な関係を築くためにオススメしたい、3つの行動をご紹介します。さっそく実践して、頼れる先輩を目指していきましょう。
オフィスから離れた場所で会話する機会を作る
オフィスにはあなたや後輩以外にも他部署の方や上司がいますし、入社から日が浅い後輩にとって、あまり気の休まる環境ではないかもしれません。そういう時は後輩を誘って、ランチ等に出かけるのがオススメ。社外であれば後輩の緊張も解け、打ち解けやすくなるかもしれません。
話題は仕事の話でも構いませんが、せっかくであればそれ以外のことにも触れておきたいもの。趣味や休日の過ごし方など、あまりしつこくない範囲で聞いてみましょう。普段の業務では伺い知れない、相手の意外な一面を知るチャンスです。
注意や指導は、簡潔に行う
後輩が失敗をした際は、それを注意したり指導したりするのも先輩の大切な役目。ここで「嫌われるかも」と躊躇(ちゅうちょ)してしまうと、後輩自身のためになりません。
その伝え方ですが、なぜそのやり方が駄目だったのか、理由を簡潔に述べるようにしましょう。理由を伝えなければ同様の事例が発生した際に後輩が同じミスをする可能性が高まります。また、ダラダラ注意してしまうと、相手もその状況自体に嫌気が差してしまい、もっとも伝えたいことが伝わりません。注意や指導を行う際は、「短く簡潔に」と意識しておきましょう。
嬉しいことがあったら一緒に喜ぶ
後輩からの報告を受ける際は、作業の手を止めてしっかりと聞く姿勢を作るのも先輩の務めです。そして「契約を受注した」「目標を達成した」などのポジティブな話であれば、素直に後輩を褒めて一緒に喜んであげましょう。
仕事をしていると良いことも悪いことも起きますが、嬉しいという気持ちを共有できれば、後輩との距離もグッと近くなるはず。さらに、それが後輩自身のやり甲斐と成長にも繋がっていき、今後の業務にとっての好循環が生まれます。
“先輩”として扱われる立場はプレッシャーになりますし、自分の業務に手一杯となって後輩へのフォローが疎かになることもあるかもしれません。けれど、あなた自身も数年前は今の後輩と同じ新人であり、その時の先輩に助けられたことでしょう。今回ご紹介したポイントを意識しながら背伸びせず、後輩をサポートしてあげてみて下さい。
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