今やLINEに欠かせない “スタンプ”は、今や130万セットあり(※)、日々のコミュニケーションをより楽しいものにさせてくれています。
※2018年5月8日時点 参照元はこちら
イラストを描くことが好きな人は、「自分でスタンプを作ってみたいな」と考える人もいると思います。自分でスタンプを作成すれば既存のものにはなかった愛着もわくでしょうし、販売することで副業に繋げることも可能です。今回は“副業で始めるLINEスタンプ作成”について紹介します。
LINEスタンプの作り方
まずスタンプを作る際の簡単な流れを紹介します。
(1) LINE Creators Market に登録する
(2) スタンプにしたい画像やテキストなど必要な情報を登録する
(3) 審査申請をして、承認されるのを待つ(1週間程度)
(4)承認され販売基準が満たされるとスタンプショップで販売可能になる
このように、販売までのステップはそこまで多くありません。スタンプにしたい画像は“手描きイラストをスキャンする”や“パソコンを使ってCGで作成する”など、自分のやりやすい方法で用意すれば大丈夫です。
また、スタンプ作成に特化したLINE公式の無料スマートフォンアプリ「LINE Creators Studios」もあります。アプリ内でイラストを描いたりフレームを使用した作業ができるため、初めてスタンプ作りをする人にもおすすめです。
通常のスタンプ画像の登録は最低8個から最大40個まで可能です(他に16個、24個、32個が選択できます)。サイズやフォーマットなどの詳細は制作ガイドラインが用意されており、基準に沿って作成することになります。通常のスタンプの他、アニメーションスタンプも作成可能です。
LINEが最も多く使われるシーンといえば日常会話ですよね。スタンプ作成時には友人や家族とのトーク履歴を振り返り、どんなスタンプが多く使われているのか確認するといいと思います。
また、既存のスタンプにどのようなパターンが用意されているかもチェックして、オリジナルのバリエーションを作っていくといいでしょう。いきなり40個は多いかもしれませんが、8個からならパターンを揃えやすいと思います、
副業として考えるLINEスタンプ作成
スタンプ作りを副業として捉えた場合、大きく分けて2つの方法が考えられます。
まず1つ目は、個人としてスタンプを販売することです。スタンプの販売価格は5パターン(120円、240円、360円、480円、600円)から設定できます。スタンプが売れると収益が分配されますが、手数料などを差し引くと販売価格のおよそ35%が個人の収益となります。
2つ目はクラウドソーシングを利用して、LINEスタンプ作成を仕事として受注することです。こちらは発注者(クライアント)にデザインを納品して報酬を受け取る形になります。
大手クラウドソーシングサイトで紹介されている案件では、コンペ形式でスタンプ作成案を募っているものが多いです。報酬は案件ごとに異なっており、数千円~10万円以上のものまでさまざまです。
個人販売では自分の好きなように描ける反面、スタンプが売れてくれない限りは販売利益が得られないため長期的に構える必要があるでしょう。一方、仕事として受注する場合は発注者の意向に沿って仕上げることにはなりますが、副業としてしっかり報酬を得られる点と自身のレベルアップに繋げられるという魅力があります。
スタンプを使う側から作る側へ
ちょっと言葉で言うのは恥ずかしいことだったり、内面をさりげなく相手に伝えてくれたりするのがスタンプの魅力です。時には言葉以上に気持ちを表してくれることもあるでしょう。自分が作成したスタンプが誰かのトークをより良いものにできたのなら、クリエイター冥利(みょうり)に尽きるのではないでしょうか。
スタンプ作成が副業としてすぐに結果が出るかというと、必ずしもそうではないかもしれません。しかし、この記事を読んで興味が湧いた人は、まずは気軽に作ってみてはいかがでしょうか。あなたの作ったスタンプが、言葉では言えない誰かの気持ちをそっと後押しするかもしれません。
あなたの本当の年収がわかる!?
わずか3分であなたの適正年収を診断します