東京未来大学による仕事のモチベーションに関する調査が行われ、その結果が発表されています。
この調査は、転職経験の無い社会人3年目の男女300名を対象に行われたものです。
1月から12月までのモチベーション度合いは?
まず、月ごとのモチベーション度合いについて0~10点で点数をつけてもらったところ、1年の中でモチベーションが高くなるのは1月と4月 (ともに5.1点)という結果になりました。
【1月のモチベーション度合いの理由 】
【4月のモチベーション度合いの理由 】
1月は年が変わり、4月は年度が変わることが高いモチベーションにつながっているということがわかります。
また、4月以降は緩やかに下降しており、時間が経つにつれモチベーションを維持できなくなる人が多いようです。
どのようにオフィス環境が充実していればモチベーションが上がる?
オフィス環境がどのように充実するとモチベーション向上につながるか質問したところ、男性は「社用デバイスの充実」(30.0%)、女性は「デスクチェアの座り心地が良い」(32.7%)という回答が1位でした。
男女ともに多く回答されたのは「社用デバイスの充実」で、モチベーションの向上には欠かせない部分であることがわかります。
また、ほぼすべての項目で女性の回答数の方が多い傾向がみられることから、女性は「人に自慢できるスペースがある」など、オフィスの中でも”映える”空間があるとよりモチベーションアップにつながるのかもしれません。
仕事におけるモチベーションは上司の資質に左右される?
次に、「仕事に対するモチベーションは上司の資質によって左右されるか」という質問をしたところ、「非常にそう思う」「そう思う」への回答が8割を超えるという結果になりました。
さらに、「仕事に対するモチベーションは上司のどのような行動で向上するのか」という質問を男女別にしたところ、男女ともに「仕事ぶりを評価する」がもっとも多い回答となりました。
逆に、男女ともにもっとも低い回答となったのが、「責任のある仕事を任せる」ことでした。
また、「労(ねぎら)いの言葉をかける」や「意見に耳を傾ける」も上位に並んでいることから、上司からの声がけでモチベーションが上がる傾向にあることもわかります。
以上のことから、責任のある仕事を任せるよりも、言葉にして評価するなどのコミュニケーションを密にはかる方が、モチベーションの向上に好影響を及ぼす可能性が高いことがわかりました。
調査概要(東京未来大学調べ)
■調査主体
東京未来大学
■調査期間
2018年11月9日 (金) ~11月12日 (日)
■分析対象
転職経験の無い新卒3年目の男女
■調査方法
ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
■有効回答数
300人(男性:150人、女性:150人)
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