皆さんは、自分の仕事に満足していますか?仕事への満足度は人によって違うもの。とはいえ世の中には、満足度の高い職種、低い職種があるのです!
今回は、20代のビジネスパーソンを対象にした調査から、職種(※)ごとの仕事満足度をランキングにしました!
総合
総合的な満足度では、企画/管理系がトップに。僅差で金融系専門職が続きます。点数が70点を超えたこれら2職種とは逆に、60点を下回ったのが技術系(電気/電子/機械)と営業でした。
それでは具体的に、仕事内容/給与・待遇/労働時間/職場環境ごとに満足度を見ていきましょう。
仕事内容
総合的な満足度がトップだった企画/管理系は、仕事内容への満足度が高いことが分かります。以前キャリアコンパスで公開した「やりがいのある仕事って? 仕事内容への満足度をランキング!」によると、企画/管理系に分類される職種のなかでもとくに満足度が高いのが、知的財産/特許に関わる職種や広報/IR、コンサルタントでした。
2位はクリエイティブ系、3位は金融系専門職と僅差で続きます。総合で下位だった技術系(電気/電子/機械)と営業は、ここでも他と大きく差をつけられて9位、10位となっています。
給与・待遇
給与・待遇は全体的に満足度が低め。仕事内容では全体的にトップだった企画/管理系、2位だったクリエイティブ系が、給与・待遇の満足度では後退! とくにクリエイティブ系にいたっては、給与・待遇の満足度は最下位という結果になりました。
代わってトップに躍り出たのが、金融系専門職です。投資銀行業務や運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)といった職種が代表的な金融系専門職は、政府が大胆な金融政策を実施するなかで花形の職種。今後さらに給与・待遇が上がってくるのかもしれません。また、電気/電子/機械に関わるものを除く技術系職種も、軒並み上位にランクイン。
これらの職種にあてはまる、いわゆるエンジニアと呼ばれる職の人材は、現在不足しているといわれています。どの企業も人材を求めていることが、良い待遇につながっているのでしょう。
労働時間
労働時間の満足度で上位を占めたのは、意外にも(?)金融系専門職とクリエイティブ系、企画/管理系。労働時間の満足度が高い=労働時間が短いというわけではなく、働く人の裁量によって労働時間をコントロールできると満足度が高くなる傾向があるそうです。今回上位を占めた職種は、時間管理について個人の裁量が大きいのかもしれません。
一方で、他の職種に大差をつけられて最下位となった営業は、得意先のスケジュールに合わせる必要があるため、時間管理について個人の裁量が小さいことが、労働時間の満足度の低さにつながっているのでしょう。
職場環境
職場環境でもやはり、企画/管理系と金融系専門職、クリエイティブ系がトップ3に。この3職種は仕事満足度の3強といっていいかもしれません。
以前キャリアコンパスで公開した「職業によって『職場の雰囲気』はどこまで違う? 93職種の社風を一斉調査!」によると、企画/管理系のなかではリサーチ・市場調査、クリエイティブ系ではクリエイティブディレクター/アートディレクターの職種がとくにアットホームな職場なよう。
金融系専門職では、投資銀行業務などで仕事は収入のためと割り切っている人が多いことが、同じ価値観をもつ人にとっては心地よく、職場環境の満足度の高さにつながっているのかもしれません。
女性の方が満足度が高い?
最後に、性別、年代による満足度の違いも見ていきましょう。
表を見ると、どの年代でも男性より女性のほうが仕事への満足度が高いことが分かります。女性の満足度がとくに高くなるのは、30代。男性は年代が上がるにつれて満足度が高くなるのに対して、女性は30代で満足度がピークを迎えるようです。
30代から40代に差し掛かる時期に、女性は出産や育児によってキャリアが途切れてしまうことが、30代で満足度がピークを迎えることの背景にあるのかもしれません。
まとめ
さて、皆さんの職種の満足はどのくらいでしたか? ぜひ他の職種の満足度と比較してみて、転職やキャリア形成の参考にしてみてくださいね!
※職種の分類は以下の通りです。
※この記事は2015/09/27にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています
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