寒い冬が明け、白地にほんのり薄紅をのせた花が木々を彩る春。4月といえば、桜を愛でつつ春の訪れを楽しむお花見の時期です。職場の花見は、上司・先輩・後輩・同僚など多くの人と普段会社ではとれないコミュニケーションをとることができ、仲を深めるチャンスでもあります。
しかし、おいしいお酒と食事に囲まれた、暖かい気候という開放感の中では「やってしまった…」「こんなはずじゃなかった…」という苦い経験もしばしば。そこで、社会人の先輩たちがやってしまった赤裸裸な失敗談を、「場所取り」「天候」「トイレ」「宴会芸」「泥酔」の5つのパターンに分けてそれぞれご紹介します!
楽しいお花見にするためにも、十分な予習をしてくださいね!
若手の登竜門!「場所取り」編
花見で何よりも難しいのは場所取りかもしれません。桜の木が近く、ロケーションのいい場所は競争率は高くなります。花見の成功を左右すると言っても過言ではないこの大役を、20代は任されがち。はてさて、そこでの失敗談とは・・?
・地面にガムテープを貼り個人名でなく会社の名前で場所取りをしてしまった。すると当日、本社にクレームが入ってしまい、花見どころではなくなってしまった…。(33歳男/外資)
<編集コメント>大騒ぎしていたら、たまたま同じ会場にいた近所の取引先に見つかり、クレームが入ったなんてケースもあるそう・・。
・前日から場所取りをしていて、夜が明けたらすごく天気が良く日が照っていた。みんなが到着したときには日に焼けて顔が真っ赤になっていたため、お酒も飲まずに待っていたのに「お前もう酔っ払ってんのか!」と、先輩に怒られた。いろいろ痛かった。(25歳男/メーカー)
<編集コメント>頑張った結果、勘違いで怒られるなんて・・トホホですね。
天国が地獄になる…「天候」編
天気は気まぐれ、当日の天気予報だって当てになりません。前々から気合を入れて万全の準備をしていても、散々な花見になってしまうこともあるようです。
・ちょっとオシャレに「海を見ながら花見をしよう!」をコンセプトに、意気揚々と海浜公園へ花見に向かったが、風が強すぎてペーパーのお皿は飛ぶわ、会話は聞こえないわ…。もう花見どころではない惨事だった。(30歳男/商社)
・場所取りも準備もバッチリしたのに、いざ始まったとたんにザーザーと土砂降りの雨。頭にコンビニのビニール袋をかぶりながら、びしょ濡れのお花見。っていうか、ビニール袋で桜見えないし!(26歳女/サービス)
<編集>ビニール袋の帽子をかぶりながらも決行したことに感服。
・花見の直前に雨が降り、強風が吹き、桜が目の前で散る…。散々すぎて、もう、言葉も出なかった。(31歳女/音響)
・仕事上がりに夜桜を見に行ったら、まさかの消灯時間。真っ暗な中、桜も見えない、食べ物も見えない、なんなら顔も見えず誰が誰か分からない。闇花見になったという黒歴史。(25歳女/美容師)
<編集>闇花見だったら、普段話せないこともいろいろ話せそう?
激混み必至!「トイレ」編
花見シーズン、どこのスポットでも問題になるのが、長蛇の列が当たり前のトイレ。しかし、我慢には限界があるようです。
・トイレが近くになくて、みんながトイレを我慢するため桜を楽しむ余裕がなかった。花見という名の我慢大会。(24歳男/SE)
・楽しくてトイレを我慢していた。でも限界だからトイレに行ったら、そこから45分ほど待った。何度も木陰を見てトライしようか悩みつつひたすら耐えた。…脂汗もすごいし、ついには筋肉も硬直してきて、死ぬかと思った。(28歳女/スポーツトレーナー)
<編集>生きててよかった・・。
・トイレが混んでて我慢の限界に。社会人になってから初めて外で大きい方をした…。なんとなく後ろめたい気持ちがあって、帰ってみんなと目を合わせられなかった。(30歳男/営業)
だだスベり!?「宴会芸」編
ただお酒を飲むだけではなく、さらに花見を盛り上げるために宴会芸を披露する風習も、まだ会社によっては残っているようです。しかし、ビジネスパーソンたるもの芸人ではないためウケを狙うのも一苦労…。
・寒い中、学生時代のノリで勢いよく自分のYシャツを破いた。場も自分もさらに寒くなった。WHY!(23歳/営業)
・毎年恒例といえる、新入社員が披露しなくてはならない花見での一発芸。極度の恥ずかしがり屋だった新入社員は、頑張って芸を考えてきたみたいだけど、急に「できません…」と一言。なぜか勇気づけるために「先輩がみせたれ!」と自分にとばっちりが。あまりに急だったことで一発芸はダダすべり。後輩が余計にやりづらくなってしまい、自分は白目をむいた。(27歳男/整体師)
<編集>先輩は先輩でつらい!
やっぱり一番多い、ありがち!な「泥酔」編
酒は飲んでも飲まれるな、とはいえついつい羽目を外して飲まれがち。そんな先輩たちの失敗談は・・ちょっと笑えない!?
・酔っぱらって会費の回収をド忘れ。冬のボーナスで立て替えたから大赤字…。(25歳男/接客)
<編集>20代には大ダメージ! できれば会費は前日までに集めておくとスムーズですね。
・酔っ払って調子に乗って川に飛び込んだ。酔いが一気に冷めて死ぬかと思った。(28歳男/教員)
・花見の次の日、同僚に「お客さんの偉い人に水かけてたよ…」って言われた。記憶がないから無効…だよね?(27歳女/広告)
<編集>水も滴るイイ男!ということで、セーフにしておきましょう。
・起きたら家だったんだけど、一升瓶を抱えて寝ていた。謎。(23歳女/出版)
・酔いながら夜桜を見ていて土手から転げ落ちました。星がとてもきれいでした。そのまま寝ました。風邪ひきました。それから会社関係の人とは飲まないようにしてます。(25歳女/IT)
<編集>誰かちゃんと布団でもかけてくれればよかったのに・・ってそこじゃないのか。
・花見のあと、他部署の先輩が酔っ払って夜中に電話してきて、絡まれて大変だった。後日、私が上司にチクったため、こっぴどく絞られたそうです。ニヤリ。(33歳女/デザイン関係)
<編集>泣き寝入りをしない姿勢、いいと思います。
・どこへ行くにも車移動しかできないような田舎で毎日働いています。そのため、花見に呼ばれると帰りは泥酔した先輩たちのアッシーに。酔って愛車の中で吐かれることも…。悔しい!(28歳男/整備士)
<編集>これは災難。ブルーシートを座席に敷くか、もしくは先輩を包んでおくとか・・。
・隣のグループが、酒を飲みながら音楽ガンガンでバカ騒ぎ。まわりが迷惑そうだったので先輩が注意したら口論に…。相手が殴ってきたので正当防衛で殴ったら相手の鼻を折ってしまい 警察を巻き込む事件になって大惨事。(25歳男/警備)
・小高い山林の中にある神社での花見。トイレに行こうとしたところ、酔っ払って足元がフラつき10メートルくらい転げ落ちた。視界がスローモーションになる中、走馬灯のように花見の記憶たちが浮かんでは消えていった。(31歳女/看護師)
・先輩が酔っ払うと必ず全裸になって歌いだす。その後、全裸のまま後輩に対してダメ出しを始める。(29歳男/芸能)
<編集>今年は銀のお盆でも用意しておきましょうか。ギリギリこれなら許せません?
・自衛隊みんなで花見。酔っ払って新隊員全員で腕立てしてたら、動物園の猿を撮るような感じで周りの人から写真を撮られた。(20歳男/自衛隊)
<編集>青空・筋肉・筋トレ!爽やか!
・花見でナンパして回っていたら、隣の隣のシートが彼女だった。後日、この事実がバレてフラれてしまった…。(27歳男/コンサル)
<編集>でも、花見で新しい彼女ができたのでは?
・急性アルコール中毒→倒れて頭を強打→救急車で運ばれ病院で手術。花じゃなくて三途の川が見えた。(30歳男/自動車会社)
<編集>生きててよかった・・その2。復活できてホッとしました。
聞けばどんどん出てくる先輩たちの失敗談…。そんな先人たちの知恵(?)ともいえる失敗談を反面教師にして、今年の花見を良い思い出にしてくださいね!
※この記事は2017/04/02にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
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