知らなきゃヤバい? キャリアに関する最新トピックス5選

日々を忙しく生きるビジネスパーソンは、重要なニュースに気付けないこともしばしば。しかし自分の望むキャリアを形成するうえでは、情報を集めておくことは非常に大切です。

知らなきゃヤバい? キャリアに関する最新トピックス5選

日々を忙しく生きるビジネスパーソンは、重要なニュースに気付けないこともしばしば。しかし自分の望むキャリアを形成するうえでは、情報を集めておくことは非常に大切です。

そこでキャリアコンパスが、最新のトピックスの中で特にキャリアのためにチェックしておきたいものを、ピックアップしてご紹介します!

労働者派遣法改正で26業務が3年後に雇い止めに!?


労働者派遣法をご存知でしょうか? 派遣労働者の就業条件の整備や、労働現場での権利を確保するために定められた法律のことで、1986年の施行以降、3度にわたって改正されてきました。特に、2006年の改正では派遣受け入れ期間の延長や労働者の福利厚生の向上が多く盛り込まれていました。

しかし、新たな労働者派遣法改正案では、派遣受入期間の制限がなかった「専門的な知識・技術」などを必要とするソフトウエア開発や通訳、秘書など26の専門業務は、業務期間が一律3年となります。

改正案では、派遣先が正社員雇用するよう派遣会社から申し入れることや、派遣会社が無期雇用として採用するなどの雇用安定措置も義務付けているようですが、それでも専門26業務の働き手にとってはシビアな措置といえるでしょう。

(参考記事)
「労働者派遣法改正案:専門職26業務も『雇い止め』続出」毎日新聞

高齢社会におけるビジネスのカギは「オシャレ」!?


2025年、高齢者が総人口の30%を占め3657万人にものぼるといわれています。ビジネスの目線で高齢化を考えると、医療や介護という面が強調されがちですが、現在の60代はひと昔前に比べ、心身ともに10歳は若いといわれているそうです。

そのため、気持ちの若返り、つまり「オシャレ心」をうまくくすぐることで、消費が活性化するとのこと。事実、男性用化粧品市場では前年度比104.2%の1141億円と伸び率が高く、アンチエイジング効果を訴求したクリームなどが人気だそうです。

高齢化社会というと悲観的なニュースばかりですが、新たなビジネスチャンスも生まれています。成長している産業に関わりたいと考えている方は、高齢者向けの美容・ファッション市場に目を向けるといいかもしれません。

(参考記事)
「経済活性化のカギは『中高年男性のオシャレ』にあった」ZUU online

明日あなたも当事者になるかもしれない“クラスアクション”って!?


クラスアクション(class action)とは消費者による集団訴訟のことで、特にアメリカで起きやすい訴訟問題ですが、最近ではタカタ製のエアバッグが消費者から損害賠償を提起されるなど、アメリカで事業展開している日本企業もクラスアクション(集団訴訟)の対象になっているようです。

日本でも、平成25年12月に集団的消費者被害救済制度というクラスアクションを認める法律が国会で成立し、公布されました。

これから消費者の発言力は徐々に拡大していくでしょう。消費者の声に耳を傾けるのは、ビジネスの基本。日本で活躍するビジネスパーソンも、注意しておきたい問題です。

(参考記事)
「『謝罪』より、すぐさま『情報公開』。クラスアクションへの正しい対処法。」ダイヤモンド社 書籍オンライン
「米GM、大型トラック37万台超リコール タカタ製エアバッグで」REUTERS ロイター

バブル再来か!? 日経平均株価が27年ぶりに11連騰


日経平均株価が5月28日、10営業日連続で上昇しました。10日続伸は1988年2月に13日続伸して以来、約27年ぶりとのこと。

1980~90年代のバブルやITバブルに続く3つ目のバブルとの声も上がっています。(※続伸は11日でストップ)

相場のけん引役はトヨタ自動車など円安の恩恵を受ける輸出関連株だけではなく、「銀行」や「保険」など、輸出関連以外の業種なども挙げられます。

しかし、意外なことに株式市場は冷静なようで、バブルへの警戒はまだまだ強そうです。これから投資に挑戦しようと考えるビジネスパーソンは、今後の株価の動向をぜひ注視してみてください。

(参考記事)
「日経平均27年ぶり10日続伸、来るか歴史的上げ相場」日本経済新聞
「日経平均27年ぶり10連騰、ギリシャ進展期待と円安-金融主導」Bloomberg.co.jp

今年の新入社員は「消せるボールペン型」!?


公益財団法人日本生産性本部は、毎年新入社員を対象に就労意識をテーマとする調査を実施し、その年ごとの新入社員の特徴を端的に表す言葉を発表しています。

そして、今年の新入社員のタイプは「消せるボールペン型」と命名されたとのこと。その理由を、日本生産性本部は以下のように説明しています。

見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)。
(引用:「新入社員意識調査・特徴とタイプ」 日本生産性本部



あなたの周りにいる新入社員の方々にも当てはまるでしょうか? 先輩との関係もさることながら、後輩と良き関係を形成することもキャリアにとって重要事項です。新入社員の傾向を熟知した上で、未来の良きビジネスパートナーを育成してみてはいかがでしょうか?

(参考記事)
「新入社員意識調査・特徴とタイプ」 日本生産性本部)

まとめ


さまざまな角度から、ビジネスパーソンのキャリアに関係するニュースを取り上げてみました。

今後どのようなキャリアを形成するか、またそのために何が必要なのか、こうした世の中の流れをヒントに考えてみてはいかがでしょうか。


※この記事は2015/06/29にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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