「エビデンス、アサイン、スケール、バッファ…」新入社員として覚えておきたい、よく使われるビジネスカタカナ語【#2】

最近は仕事やビジネスに関するカタカナ語が新たにどんどん生まれています。今回はエビデンス、アサイン、スケール、バッファ、ペンディング、コミット、バジェットについて解説します。

「エビデンス、アサイン、スケール、バッファ…」新入社員として覚えておきたい、よく使われるビジネスカタカナ語【#2】


【連載一覧はこちら】
新入社員として覚えておきたい、よく使われるビジネスカタカナ語

「エビデンス」|evidence


もともとは英語で「証拠」や「根拠」という意味を持つ言葉。

ビジネスシーンでは、顧客や取引先との打ち合わせで取り決めたことを、お互いの認識違いが起きないようにしっかりと記録するという意味合いになります。

具体的には、議事録や契約書などの形で残すことが多いでしょう。

【使用例】
上司:今日の会議で決めたこと、エビデンス残しておいてね。
部下:承知しました。先方へ送る前に一度、ご確認ください。

「アサイン」|assign


「アサイン」には「割りあてる」という意味があります。

ビジネスシーンでは概ね、「任命する」というニュアンスで使われる「アサイン」。

「来季のプロジェクトに5人アサインする」と言えば、5人をプロジェクトメンバーに「任命する」ということです。

【使用例】
上司:新規プロジェクトに佐藤さんもアサインできるかな?
部下:調整します。

f:id:okazaki0810:20190919180146j:plain

「スケール」|scale


もともとの「スケール」には、「スケールが大きい」といった具合に、物事の大きさや規模を表す意味しか無かったのですが、ビジネスシーンで「スケールする」と言うと、規模が大きくなることを指すことが多いです。

「この事業はスケールするか」と聞かれた際は、「この事業は大きくなるのか」という意味で受け取って問題ないでしょう。

【使用例】
上司:A社と提携できるかどうかは、このプロジェクトがスケールするかどうかに大きく影響する。

「バッファ」|buffer


「バッファ」はもともと「緩衝(かんしょう)」、つまりぶつかった時の衝撃を和らげるという意味を持っていました。

しかし、ビジネスシーンではそこから意味が転じ、「余裕やゆとりがある」というニュアンスが強くなっています。

「予算はバッファ込みで300万円」と言えば、「予算は余裕をもって300万円」という意味合いになります。

また「バッファ」は分量だけではなく、時間を表現する際にもよく使われるので覚えておきましょう。

【使用例】
上司:例のタスクは、どのくらいで仕上げられそう?
部下:バッファ込みで5日間ほど必要です。

f:id:okazaki0810:20190919180158j:plain

「ペンディング」|pending


「ペンド」とも言われるこの用語。主に「保留」「先送り」という意味で使用されます。

何か決め事をしたくても、現在の状況からでは判断できなかったりするときに「その件はいったんペンディング(ペンド)で」といった感じで耳にすることになるでしょう。

【使用例】
社員A:あの仕事、進めて良かったんだっけ?
社員B:ちょっと状況が見えないから、いったんペンディングで。

「コミット」|commitment


「約束」「責任」という意味の英語を略した「コミット」。

「コミットする」と動詞のように使われることもあれば、名詞として「コミットメント」と使われることもあります。

ビジネスシーンで「コミットする」と言えば、「(その仕事に)全力で取り組み、責任を持つ」ということを意味します。

【使用例】
上司:来期の予算はこれでいこう。
部下:全力でコミットします。

「バジェット」|budget


バジェットはもともと「予算」「運営費」という意味を持ち、ビジネスシーンでもほぼ同様の形で使われます。

「バジェットはどれくらい?」という質問はそのまま、「予算はどれくらい?」ということですね。

【使用例】
営業:こちらのプランはいかがでしょう。
取引先:うーん、バジェット次第かな。

f:id:okazaki0810:20190919180211j:plain


ビジネスシーンにおけるカタカナ語を覚えておくと、同僚や取引先とのやり取りがとてもスムーズになるでしょう。

その反面、間違った解釈をしていると思わぬトラブルに発展しかねないという側面も。

それを防ぐためにも、しっかりと意味を理解しておくようにしましょう。

【よく使われるビジネスカタカナ語まとめ】

page top