ペーパーレス推進と言うんだったら全部メールでいいじゃん? と思うんですが、それでもやっぱり書類の郵送ってなくならないんですよね。
送信ボタン一発で送れるメールと違って、郵送はいちいち宛先を書いて切手を貼って封筒を封かん(封筒の口を貼って閉じること)して……と、物理的に手間がかかるわけで。
まだ宛名書きはラベルシールで済ませることもできますが、封かんは大量になると本当に面倒くさい。ただ逆に言うと、封かんが簡単になれば郵送作業は一転してイージーモードへと早変わりするんです。そう、封かん専用のテープのりさえあれば。
専用と名乗るにはそれなりの理由がある!
そもそも、オフィスでの封かん作業には何を使ってますか?
実はコスパ的には液体のりがベストなんですが、乾燥待ちというタイムロスが避けられず。なので個人的には乾燥待ちゼロで素早く貼れるテープのりがおすすめです。
中でも、封かん作業のために作られた専用テープのり、コクヨ「ドットライナーホールド」がまさに最強。発売からもう14年経った古めの製品ですが、未だにこれを超える封かん用テープのりは存在しないかも。
パッと見には、「これ、テープのり?」と思うかもしれません。どちらかというとステープラに近いこのフォルムにこそ、高速のり付けの秘密があるんです。
使う時はまず本体スリットに封筒のフラップ(ベロ)を差し込みます。そうしたら本体を軽く握って挟んで、印字された矢印の方向にスーッとスライドさせて引き抜きます。はい、以上でのり付け完了。
あとはフラップを折って貼るだけですから、大げさでなく“秒速のり付け”と言えるでしょう。
テープ自体は太めな8.4mm幅の強粘着タイプなので、接着強度も問題なしです。
そもそもテープのりでの封かんで手間なのは、下記の2点。
①封筒を置いてテープのりを転がすだけの作業スペースが必要。
②封筒フラップからテープがはみ出さないように気を遣う。
まず①に関しては、封かんする前に散らかった机の上をいちいち片付けなきゃいけないという負担があるんですが、「ドットライナーホールド」なら本体と封筒を手に持って空中でスーッと引けばいいだけ。元から作業する場所が必要ありません。
②に関しても、引き抜くだけでご覧の通り、フラップの端から端までピッタリと確実なのり付けができています。はみ出したのりテープのクズは本体に引きこまれるので、ユーザーはなにも気を遣う必要がありません。
なにより空中で作業しているんだから、はみ出たのりが机に付いちゃってベタベタ、なんてトラブルもなし。なにも考えずに封筒を差し込んでスーッ……だけで、封かんの手間はすべてクリアされちゃうという次第です。
これがどれほどラクかは体感してもらう他ないんですが、まず間違いなく「ウソでしょ…こんなラクなの?」と驚いてもらえるはず。
実際、筆者も封かん作業にこれ以外の方法をとるという発想がないレベルで愛用中。もちろん、急なテープ切れに備えて交換用の詰め替えテープもストックしています。
コスパの点でも、やはり詰め替えはできる方がありがたいですよね。
テープ交換は本体上部の透明部分をカパッと外して付け替えるだけなので、初めての人でもまずやり方に迷うとこはないはず。
また、封かん専用と言いつつ、従来のテープのりと同様の使い方も可能。本体下部をパカッと開いてテープヘッドを露出させれば、コロコロと転がして貼れるので、ラッピングなどのピンポイントのり付けにも使えます。
ただ、ボディが大きくて小回りが効きにくいので、これはあくまでもいざという時の緊急変形って感じかも。
なので、普通に使う用に従来テープのりと、封かん専用にコレ、とテープのり2つ持ちが基本的にはおすすめです。
というよりも、わざわざ封かん用だけに買って絶対に損がないレベルの製品でしょう。
これさえあれば必要な時に手間なくササッと作業ができちゃうわけで、封かんが面倒で先送り→そのままうっかり書類を郵送し忘れ、みたいなポカミスもなくなるはず。ぜひお試しを。
【商品情報】
ドットライナーホールド/コクヨ
文・写真=きだてたく
編集=五十嵐 大+TAPE
【関連記事】
書類の文字が「読みやすく」なる!驚く書き味の最新ボールペン【はたらくを楽しくする文房具 #1】
最新ページがパッと開ける! 忙しいときでも焦らない高機能メモ【はたらくを楽しくする文房具#2】
リモートワークの必須アイテム!場所を選ばずどこでも仕事ができる “携帯型オフィス”【はたらくを楽しくする文房具 #3】
通販ダンボールの開梱は専用ツールがベスト! 快適すぎるオープナー【はたらくを楽しくする文房具 #4】
※他、「文房具」の記事一覧はこちら
あなたの本当の年収がわかる!?
わずか3分であなたの適正年収を診断します