はたらく上で、給与や待遇は、生活に大きく関わることが多いので、はたらく上ではとても重要な条件と言えます。また残業や休日出勤の有無など労働時間は、ワーク・ライフ・バランスを保つためにもきちんと把握しておきたいところです。
今回の調査では、20歳〜59歳のビジネスパーソン15,000人にアンケートを実施。「給与・待遇」「労働時間」の満足度を100点満点で採点していただき、ランキング形式でまとめました。(※点数目安、80点以上/たいへん満足、60点〜79点/やや満足、40点〜59点/普通、20点〜39点/やや不満、0点〜19点/不満)
まずは給与・待遇の満足度ランキングトップ10を発表!
給与・待遇の満足度ランキング1位は「MR」でした。アンケートのコメントでは「給与が高く、福利厚生がしっかりしている業界」「自分の裁量で仕事ができる」と評価する声が寄せられています。
また、4位「広報/IR」や6位「事業企画・新規事業開発」、8位「管理会計/内部統制」、「法務/知的財産/特許」など、企画・管理系の職種が数多くランクインしています。6位「事業企画・新規事業開発」では「仕事量と給与のバランスがとれている」と、ワーク・ライフ・バランスが適切に保てることへの意見が挙がりました。
給与・待遇の満足度ランキング11位以下はこちら!
給与・待遇の満足度ランキング11位以下を見ると、IT系の職種、その中でも17位「ITコンサルタント(アプリ)」や18位「研究開発/R&D(IT/通信)」、20位「データベース/セキュリティエンジニア」といった技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)が3つランクインしました。
17位「ITコンサルタント(アプリ)」では「成果に応じた報酬を得られること」「年齢とともに活躍の場が用意されている」など、インセンティブやキャリアパスの制度導入を評価するコメントがありました。
労働時間の満足度ランキングも紹介!
労働時間の満足度ランキング1位は「金融事務」でした。アンケートのコメントでは「定時で退勤できる。土日祝がお休み。時短制度がある」「有休が取りやすい。フレックス制度を導入してから早く帰ったりもできるようになった」といった声が挙がっています。
また1位の「金融事務」以外にも、8位「法務アシスタント」や10位「総務アシスタント」といった事務・アシスタントの職種が10位以内に3つランクインしています。10位「総務アシスタント」では「残業もほとんどなく、完全週休2日で休みは多い」とのコメントがある一方で「業務量が多いため残業が当たり前で、休日出勤すらしなければならないときもある」とのコメントもあり、会社によって仕事量は大きく異なるようです。
労働時間の満足度ランキング11位以下はこちら!
労働時間の満足度ランキング11位以下を見ると、1位から10位までのランキングに続き、14位「秘書/受付」や18位「人事アシスタント」、19位「マーケティング・広報アシスタント」と11位以下でも事務・アシスタントが3つランクインしています。
14位「秘書/受付」では「休暇が取りやすく、休日出勤はない。残業もほとんどない」、18位「人事アシスタント」では「裁量がありながらも定時で帰宅できる仕事量で無理なく働けている。仕事内容が自分に合っている」といったように、残業の少なさや適切な仕事量で働ける点を評価するコメントがありました。
今回の調査では、給与・待遇の満足度では「MR」、労働時間の満足度では「金融事務」が1位となりました。給与・待遇に対する満足度では、20位までに技術職が8つ、企画・管理が6つランクインし約3分の2を占めています。また労働時間に対する満足度では、20位までに事務・アシスタントと技術職が各6つランクイン。続いて企画・管理が4つ、営業職が3つランクインしました。
仕事とお金は密接に関係しています。自分の仕事の給与や待遇でどんな点に満足しているか、どんな点に不満があるか考えてみるのも良いでしょう。また、労働時間については、残業時間の削減を推進する企業も近年増えており、社会全体としてワーク・ライフ・バランスを重視する傾向にあります。今回の調査結果を参考に、仕事だけでなくプライベートの充実も視野に入れて、給与・待遇や労働時間を見直してみてはいかがでしょうか。
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