リアル銀行マンは「半沢直樹」ほど、上司に盾突かない? データでみる本当の銀行員の気質とは?

回を追うごとに、視聴率がぐんぐん伸びて話題を集めるテレビドラマ「半沢直樹」。

リアル銀行マンは「半沢直樹」ほど、上司に盾突かない? データでみる本当の銀行員の気質とは?

回を追うごとに、視聴率がぐんぐん伸びて話題を集めるテレビドラマ「半沢直樹」。

自分の責任を部下に押し付ける上司をギャフンと言わせる半沢直樹の姿に多くの会社員が共感を得ているようですが、実際に銀行に勤める人というのは、どのような気質を持った人なのでしょうか? 

そこで、DODAが実施したビジネスパーソンの意識調査をもとに、本当の銀行員の気質をドラマ「半沢直樹」の主人公と比較してみました!

まず、「若手のうちから、指示を待たずに自分で考えて仕事をしたいですか?それとも、若手のうちは、上長の指示に従って着実に仕事をしたいですか?」という問いに対して、4000人の回答者全体の傾向と、銀行員の傾向を比較してみます。すると、「若手のうちから、指示を待たずに自分で考えて仕事をしたい」という半沢直樹のような志向の人は、回答者全体では54.1%であったのに対して、銀行員の回答は47.9%となっており、どちらかといえば、上司の指示に従いたいという堅実派が多いことが明らかになりました。

ちなみにドラマの主人公である半沢直樹は、個人のさまざまなネットワークを駆使して、自分の独断で行動する人物として描かれていますが、実際の銀行員はどうなのでしょうか?

同じく「マニュアルがない業務に取り組むのが得意ですか?定型業務に正確に対応するのが得意ですか?」という質問を行ったところ、全体回答では、「マニュアルがない業務に取り組むのが得意」が48.2%であったのに対して、銀行員の回答は51.0%。つまり、自分の考えで臨機応変に行動する「半沢直樹」的な気質は銀行員に共通していることが分かりました。

それ以外にも「経営や事業方針の決定に積極的に参画したいですか?経営や事業方針に強い興味はないですか?」という質問に対して、「経営や事業方針の決定に積極的に参画したい」が全体回答では48.0%であったのに対して、銀行員は54.2%で過半数を上回っているという結果に。

半沢直樹も「頭取になりたい」という希望を抱いて、銀行に入行します。その背景には、幼少のころ、父親が経営する工場が景気悪化の影響で、銀行から融資を取りやめられ、資金繰りに苦労した過去があったのです。つまり、苦い思い出がある銀行に、あえて入社することで、「経営体質を改善したい」=「同じような境遇で苦しむ人を救いたい」と考えたのです。

もちろん、ドラマの中の銀行員の特徴が、現実の銀行員とそのまま一致するとはいえません。しかし、銀行員には、比較的堅実な人、半沢直樹のように臨機応変に自分の考えに基づいた行動ができる人、野心家が多いことが分かった今回の調査結果。皆さんは、どのように感じますか?


↓↓↓調査結果はこちら

※割合については小数点第二位以下を切り上げて計算しています



※この記事は2013/08/30にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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