パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、2019年1月の転職求人倍率についてまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しました。
転職求人倍率とは、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、「dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)」1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
【算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数】
求人数や転職希望者数の結果は?
2019年1月の転職求人倍率は、前月比-0.36ポイントの2.13倍という結果に。
求人数は前月比98.6%、前年同月比103.7%で、転職希望者数は前月比115.0%、前年同月比114.2%となりました。
業種別にみると、「その他」を除く8業種のうち、「小売・外食」「メディカル」「商社・流通」「サービス」で求人数が増加。
増加率が特に高かったのは「小売・外食」で前月比108.9%、次いで「メディカル」が前月比102.6%でした。
職種別では、「技術系(化学・食品)」「技術系(メディカル)」「事務・アシスタント系」「販売・サービス系」「技術系(建築・土木)」の5職種で求人数が増加。
増加率が特に高かったのは「技術系(化学・食品)」で前月比108.5%、次いで「技術系(メディカル)」が前月比107.0%となっています。
今後も求人数は過去最高水準を維持する見込み
「doda」編集長である大浦征也氏によると、1月の求人募集の増加幅は直近3ヵ月と比較してやや落ち着いており、加えて年内で採用が終了したポジションもあったことから、企業の求人数は微減になったとのこと。
一方、転職希望者数は、例年通り4月までに転職先を決めようとして1月から転職活動を始めた人が多いことから増加したとみられています。
求人数は過去最高水準が続いているものの、転職希望者の伸びは求人の伸びを上回っている状態です。
求人数の増加幅はやや落ち着いてはいますが、引き続き企業の中途採用は活発に行われているため、2月以降の求人数も過去最高水準を維持する見込み。
年度内は、すでに募集が開始されているポジションの採用が優先して行われると考えられますが、来年度の採用を一部、2月~3月に前倒して実施する企業もでてくると予想されています。
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