目次
ビジネスパーソンの月の平均貯蓄額(20代編)
ビジネスパーソンの月の平均貯蓄額(30代編)
「自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ」
とは、アメリカ建国の父と称されるベンジャミン・フランクリンの言葉。倹約の重要性をストレートに表現する、その言葉の重みに背筋が伸びる思いですが、「正しい」ことと「楽しいこと」が必ずしも一緒でないのも、また人間というもの。無駄遣いをせずに、貯金をするというのはなかなか困難な作業だったりします。
そこで、今回は20代、30代それぞれのビジネスパーソンに、月にいくら貯金しているのかをリサーチしました。
ビジネスパーソンの月の平均貯蓄額(20代編)
20代の月当たりの平均貯蓄額は「34,842円」で、年間で計算すると「418,104円」。前回調査で20代の平均年収が395万円であったことを考えると、収入の1割強を貯蓄に回しているという計算になります。
性別で見ると、男性の「31,756円」に対して、女性は「38,399円」と、女性の方が多く貯蓄をしていることがわかります。また、興味深いのは男性の未婚者(33,396円)と既婚者(29,229円)を比べると、未婚者の方が多く貯蓄をしているのに対して、女性の未婚者(31.390円)と既婚者(46,398円)を比べると、既婚者の方が多く貯蓄をしている点。男性は結婚をすると貯蓄額が少なくなるが、女性は結婚をすると貯蓄額が多くなるということがわかりました。
男性 | 未婚 | … ¥33,396 |
---|---|---|
既婚 | … ¥29,229 | |
男性合計 | … ¥31,756 | |
女性 | 未婚 | … ¥31,390 |
既婚 | … ¥46,398 | |
女性合計 | … ¥38,399 | |
全体合計 | … ¥34,842 |
ビジネスパーソンの月の平均貯蓄額(30代編)
続いて、30代の月当たりの平均貯蓄額を見てみると「46,738円」と20代よりも1万円以上多く貯蓄していることがわかります。またここでも「男性よりも女性の方が多く貯蓄している」「男性は未婚の方が多く貯蓄しているが、女性は既婚の方が多く貯蓄している」など、20代で見られたのと同じ傾向が見て取れました。
男性 | 未婚 | … ¥48,470 |
---|---|---|
既婚 | … ¥38,364 | |
男性合計 | … ¥41,373 | |
女性 | 未婚 | … ¥45,503 |
既婚 | … ¥65,350 | |
女性合計 | … ¥52,707 | |
全体合計 | … ¥46,738 |
一説によると手取り収入に占める理想の貯蓄の割合は10%~15%と言いますから、今回の調査結果から、20代ビジネスパーソンは比較的きちんと貯蓄ができていると言うことができそうです。
消費税率の引き上げにより、生活資金のベースが上がったり、一方で銀行は低金利で貯金しても利子が見込めなかったりと、貯金を増やしたくても、逆風の多い昨今。給料がアップするまで、もう少しの辛抱!だと良いのですが……。
※この記事は2014/05/23にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
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