Microsoft Word(以下、Word)のショートカットキーは全部で200以上の種類があり、なかでも覚えておきたい便利なショートカットキーを厳選してご紹介します。また、ショートカットキーを自分で設定する裏技的な方法も併せて解説します。
ショートカットキー1回で削れる作業時間はほんのわずかかもしれませんが、それが積み重なれば大きな時間削減につながりますので、ぜひ参考にしてみてください。
Word・Excel・PowerPoint共通の基本ショートカットキー
まずはWordに限らず、Microsoftオフィスのソフト共通のショートカットキーをご紹介します。覚えやすいようカッコ書きでコマンドの意味も記載しています。
【基本のショートカットキー】
Ctrl + S:ファイルを保存(セーブのS)
Ctrl + W:ウィンドウを閉じる(ウィンドウのW)
Ctrl + X:切り取り
Ctrl + C:コピー(コピーのC)
Ctrl + V:貼り付け
Ctrl + A:すべてを選択(オールのA)
Ctrl + B:太字(ボールドのB)
Ctrl + I:斜体(イタリックのI)
Ctrl + U:下線(アンダーラインのU)
Ctrl + Z:元に戻す
Ctrl + Y:やり直し
Ctrl + N:ファイルの新規作成(ニューのN)
Wordのおすすめショートカットキー
続いて、Wordのおすすめショートカットキーをいくつかご紹介します。このあたりをスムーズに使えるようになると、かなり作業効率がよくなるのでぜひ覚えておきましょう。
Ctrl + [ or ] |フォントサイズを1ポイント変更する
「 [] 」(角かっこ)を使うとフォントサイズを1ポイントずつ小さくしたり大きくしたりできるので便利です。
Ctrl + [(角かっこ):フォントサイズを 1 ポイント小さくする
Ctrl + ](角かっこ):フォントサイズを 1 ポイント大きくする
Ctrl + E or L or R |段落を中央・左・右に揃える
CtrlキーとE・L・Rを組み合わせれば、段落の中央揃え・左揃え・右揃えができます。レフトのL、ライトのRは覚えやすいのですが、中央揃えのEは少し覚えにくいので注意。
「Ctrl + C」にはコピーが割り当てられているので、「センター(Center)のスペル2文字目のEが割り当てられている」と覚えましょう。
Ctrl + E:段落を中央揃えにする
Ctrl + L:段落の左揃えを実行する
Ctrl + R:段落の右揃えを実行する
Ctrl + Enter |次のページまで改行(改ページ)
「文書を次のページから書き出したい」といった時に、Enterキーを何度も押して改ページしている方は必見のショートカットキーです。
Enterキーのみで改ページをすると、修正・加筆した時にページの先頭がズレてしまいます。「Ctrl + Enter」を使えば、1発でズレることなく改ページをすることができます。
Ctrl + Enter:改ページ
Ctrl + Shift + C or V|書式のみをコピー・貼り付け
「Ctrl + C」「Ctrl + V」にShiftキーを組み合わせることで、書式のみをコピー・貼り付けできます。通常とは異なり、テキストの情報はコピペされません。
Ctrl + Shift + C:書式のみをコピー
Ctrl + Shift + V:書式のみを貼り付け
Ctrl + End or Home|文書の末尾・先頭へ移動
何枚にもわたる長い文書の時に使えるショートカットです。矢印キーやマウスでスクロールすることなく、文書の端から端に移動できるので時間削減につながります。
Ctrl + End:文書の末尾へ移動
Ctrl + Home:文書の先頭へ移動
Ctrl + ← or →|1単語分だけ移動する
左右の矢印キーとCtrlキーを組み合わせると、1単語分だけ移動ができます。使ったことがないと「矢印キーだけでいいじゃん」と思いがちですが、これが意外と便利。
さらにShiftキーを組み合わせると1単語分ずつ範囲選択ができるので併せて覚えておきましょう。
Ctrl + ← or →:1単語分移動
Ctrl + Shift + ← or →:1単語分を範囲選択
Alt + R、C |コメントの挿入
Wordの文書でコメント機能をよく使うという方はぜひ覚えてもらいたいショートカットキーです。
Alt + R、C:コメントを挿入する ([変更履歴] 作業ウィンドウ)
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ダウンロード可能:PCスキルシートのサンプル(doda)
クイックアクセスツールバーを使ってショートカットキーをカスタマイズする方法
クイックアクセスツールバーを使えば、自分がよく使う機能・操作のショートカットキーを設定することが可能です。
クイックアクセスツールバーの項目は「Altキー+数字(2~9)」で呼び出すことができます。先ほどご紹介したコメント挿入のショートカットキーのように、少し覚えづらいものはクイックアクセスツールバーに登録してキーを簡素化するのもいいと思います。
また、値貼り付け(テキストのみ保持して貼り付け)をここに登録しておくととても便利なので、ぜひ活用してみてください。
【クイックアクセスツールバーの使い方】
「ファイル」タブ→「オプション」→「クイックアクセスツールバー」を選択して、好きなコマンドを設定します。
まとめ|ショートカットキーを駆使して賢くWordを使おう
いかがでしたでしょうか。最後に、今回ご紹介したショートカットキーをまとめておきます。
「これは使える!」と思ったキーをポストイットに書いて、パソコンに貼っておくと忘れずにすむのでおすすめです。
【今回ご紹介したWordショートカットキー】
Ctrl + S:ファイルを保存
Ctrl + W:ウィンドウを閉じる
Ctrl + X:切り取り
Ctrl + C:コピー
Ctrl + V:貼り付け
Ctrl + A:すべてを選択
Ctrl + B:太字
Ctrl + I:斜体
Ctrl + U:下線
Ctrl + Z:元に戻す
Ctrl + Y:やり直し
Ctrl + N:ファイルの新規作成
Ctrl + [(角かっこ):フォント サイズを 1 ポイント小さくする
Ctrl + ](角かっこ):フォント サイズを 1 ポイント大きくする
Ctrl + E:段落を中央揃えにする
Ctrl + L:段落の左揃えを実行する
Ctrl + R:段落の右揃えを実行する
Ctrl + Enter:改ページ
Ctrl + Shift + C:書式のみをコピー
Ctrl + Shift + V:書式のみを貼り付け
Ctrl + End:文書の末尾へ移動
Ctrl + Home:文書の先頭へ移動
Ctrl + ← or →:1単語分移動
Ctrl + Shift + ← or →:1単語分を範囲選択
Alt + R、C:コメントを挿入する ([変更履歴] 作業ウィンドウ)
【これだけは覚えておきたいシリーズ】
Word(ワード)編
Excel(エクセル)編
PowerPoint(パワーポイント)編
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