TOP5まで関東圏が独占!
2022年の47都道府県平均年収ランキングTOP9は、以下の通りです。
上位5つを関東圏が独占する結果となりました。また、7位にも関東の栃木県がランクインしています。
47都道府県で最も平均年収が高いのは東京都で(440万円)、2017年より6年連続で1位です。全都道府県の平均年収(403万円)を40万円近く上回っていることになります。
関東を除くと、東海エリアの愛知県が最も平均年収が高いです。また、関西エリアからは滋賀県・兵庫県が同額で9位にランクインしています。
ここから、平均年収上位5位を独占した関東圏のデータをより詳しく見ていきましょう。
関東圏で平均年収が高い職種は?
職種によっても平均年収が大きく異なります。関東圏の職種別平均年収は以下の通りです。
「専門職」が1位(630万円)、「企画/管理系」が2位(556万円)でした。また、3位に「金融系専門職」がランクインしていることが関東圏の特徴のひとつです。「金融系専門職」は全国でみると4位の「技術系」、5位の「営業系」を下回る傾向がありますが、関東圏では高めの傾向がでています。
関東圏業種別では総合商社が1位の結果に!
関東圏の業種別平均ランキングTOP5は以下の通りです。
1位が「総合商社」で、唯一500万円台に達しています。全国ランキングで1位の「金融」は、関東圏では2位でした(494万円)。
都道府県別ランキングを詳しくチェック!
関東在住でない方は、自分の居住する道府県の状況が気になるでしょう。ここから、都道府県別ランキングをより詳しく紹介します。
都道府県別平均年収TOP20を一挙公開
都道府県別、平均年収TOP20は、以下の通りです。
全国平均の年収(403万円)を上回るのは、東京都・神奈川県・千葉県の3都県のみです。ややエリアによって偏りがあり、関東エリア7県(都)、東海エリア4県、関西エリア4県(府)、中国・四国3県、北信越3県がランクインしています。
エリア別ではどこが上位?
続いて、7つのエリア(関東、関西、東海、中国・四国、北信越、北海道・東北、九州・沖縄)を平均年収順に並べました。
1位の「関東エリア」のみ、平均年収が400万円を超えています。2位は「東海エリア」(395万円)、3位は「関西エリア」(384万円)、4位は「中国・四国エリア」(376万円)、5位は「北信越エリア」(374万円)で、やはりTOP20にランクインしている県を多く抱えている地域ほど平均年収も高い傾向にあります。
*各エリアの区分は以下の通りです。
- 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)
- 東海(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)
- 関西(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)
- 中国・四国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)
- 北信越(新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県)
- 北海道・東北(北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)
- 九州・沖縄(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)
あなたの住んでいる地域は?関東以外もチェック!
関東圏以外では、どのような職種や業種が平均年収上位でしょうか。各エリアの都道府県平均年収TOP3を紹介してから、職種別・業種別TOP5を紹介します。
東海エリアのTOP5は?(職種別・業種別)
東海エリアの平均年収は395万円(前年比+2万円)です。エリア内では、以下の県が上位にランクインしています(エリア内の平均年収を上回る県を色付け)。
東海エリアの職種別平均年収ランキングは以下の通りです。
関東と同様に、「専門職」や「企画/管理系」が1位・2位でした。
続いて、東海エリア業種別平均年収ランキングは以下の通りです。
「メーカー」が1位で、2位「建設/プラント/不動産」に30万円近くの差をつけている点が、東海エリアの特徴です。
関西エリアのTOP5は?(職種別・業種別)
関西エリアの平均年収は384万円(前年比+1万円)です。エリア内では、以下の府県が上位にランクインしています(エリア内の平均年収を上回る県を色付け)。
関西エリアの職種別平均年収ランキングは以下の通りです。
上位は全国の平均年収ランキングと同じ構成です。特に「専門職」と「企画/管理系」の平均年収が高く、他の職業に50万円以上の差をつけています。
続いて、関西エリアの業種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
5位に「専門商社」が入っている点が、関西エリアの特徴です。
中国・四国エリアのTOP5は?(職種別・業種別)
中国・四国エリアの平均年収は376万円(前年比−1万円)です。エリア内では、以下の県が上位にランクインしています(エリア内の平均年収を上回る県を色付け)。
中国・四国エリアの職種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
他エリアと比べて、「営業系」が高順位にある点が特徴です。また、「技術系(IT/通信)」がTOP5圏外で、代わりに「技術系(建築/土木)」がランクインしています。
続いて、中国・四国エリアの業種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
TOP3が「メーカー」「金融」「建設/プラント/不動産」で構成されている点は、東海エリアや関西エリアと共通しています。その一方で、「メディカル」がTOP5にランクインしている点が、中国・四国エリアの特徴です。
北信越エリアのTOP5は?(職種別・業種別)
北信越エリアの平均年収は374万円(前年比±0万円)です。エリア内では、以下の県が上位にランクインしています(エリア内の平均年収を上回る県を色付け)。
北信越エリアの職種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
「専門職」と「企画/管理系」が上位2つに入っている点は、全国単位の平均年収データと共通しています。また、中国・四国エリアと同様に、「営業系」がTOP3に入っている点が北信越エリアの特徴です。
続いて、北信越エリアの業種別平均年収ランキングを紹介します。
TOP5を構成する業種は、中国・四国エリアと全く同じです。全国では8位の「メディカル」が、北信越エリアではTOP5にランクインしています。
北海道・東北エリアのTOP5は?(職種別・業種別)
北海道・東北エリアの平均年収は367万円(前年比―2万円)です。エリア内では、以下の道県が上位にランクインしています(エリア内の平均年収を上回る県を色付け)。
北海道・東北エリアの職種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
他地域ではTOPの「専門職」が2位で、代わりに「企画/管理系」が1位である点が北海道・東北エリアの特徴です。「専門職」との間には、30万円近くの差があります。
続いて、北海道・東北エリアの業種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
TOP3を構成する業種はほとんどのエリアと共通です。また、「総合商社」が4位にランクインしている点が北海道・東北エリアの特徴として挙げられます。
九州・沖縄エリアのTOP5は?(職種別・業種別)
九州・沖縄エリアの平均年収は366万円(前年比+1万円)です。エリア内では、以下の県が上位にランクインしています(エリア内の平均年収を上回る県を色付け)。
九州・沖縄エリアの職種別平均年収ランキングは、以下の通りです。
中国・四国エリアと、TOP5に含まれる職種が全く同じです。1位の「専門職」の平均年収が高く、3位以下に50万円以上の差をつけています。
続いて、業種別の平均年収ランキングは以下の通りです。
TOP3を構成する業種は、関東を除く他エリアと共通です。総合商社が5位に入っている点が、九州・沖縄エリアの特徴として挙げられます。
都道府県別平均年収ランキングは関東圏が上位を独占
都道府県別平均年収ランキングを見ると、関東圏が上位を独占していることがわかります。ただし、快適な生活を送るためには、平均年収だけでなくその土地の物価事情なども考慮しなければなりません。
どんな生活をしたいのか、将来どうしたいかなどを描くことによって、自分が拠点を構えるべき地域が見えてきます。この機会に、自分のライフプランを見つめ直してみましょう。
最新版はこちら:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】
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