「携帯料金って高いんだよねー。もっと安くならないかな?」というあなたにこそ、知ってほしいのが「格安SIM」です。名前は知っているけど実際どういうものかよく知らない、という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「格安SIM」について説明していきます。
「格安SIM」ってなに?
まず「SIM」とは、スマートフォンの中に入っている電話やネットをするための契約情報の入ったカードのことです。そして「格安SIM」とは、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手携帯キャリア以外の会社が提供しているカードを意味します。
「格安SIM」を提供する会社は、大手携帯キャリアから通信設備を借りて運営していますので、設備の維持やサポートの費用がかからない分、割安でサービスを展開することができています。”格安”と呼ばれるのは、こういった理由からですね。
接続に必要な通信網が同じなので通信可能エリアは、大手携帯キャリアと変わりませんが、通信品質(インターネットの読みこみ速度など)は会社によりマチマチです。
「格安SIM」だから安いとは限らないことも…
“格安”とは付いていますが、プランによっては大手携帯キャリアとそれほど変わらない料金になってしまう場合もあります。例えば、1回に通話する時間が長く、毎月の通話時間の合計も長い人は、大手携帯キャリアが提供する電話かけ放題プランのほうが料金を抑えられます。「格安SIM」では、電話に適用されるプランが少ないためです。
大切なのは、乗り換えの際に自分が何にどのくらいお金がかかっているかを見直しておくこと。通話をほとんど使用せず、LINEなどのやり取りができれば十分という方には、大体のケースで「格安SIM」のほうが携帯料金を抑えられるでしょう。
「格安SIM」がおすすめな人は
では「格安SIM」は具体的に、どのような人におすすめなのでしょうか。
毎月電話をあまりしない人。電話をしたとしてもLINEなどで十分な人
先にも少し紹介したように、「格安SIM」には電話に適用されるプランがあまり多くありません。そのため、「格安SIM」は、毎月電話をあまりしない人や、LINEなどの無料通話で十分な人に向いています。
キャリアのメールアドレスが必要ない人
「格安SIM」では、「~~@softbank.ne.jp」などの、キャリアのメールアドレスが持てなくなります。そのため、Gmailなどで取得したメールアドレスで問題ない人におすすめです。
データ通信をたくさん使う人
「動画やゲームをたっぷり楽しみたいから30Gはほしい」というような人にもおすすめです。例えば、同じ30Gでも大手キャリアでは約8,000円かかるところ、格安SIMを使うと約6,500円で、約1,500円おトクになります。
「格安SIM」を検討するうえで必要なこと
まずは自分の契約プランと、利用状況がきちんと合っているのか確認してみることが大切です。電話をあまり使わないのに、かけ放題プランなどに入っていないでしょうか?
そして、そのうえで今の自分のプランと同じことができる「格安SIM」があるのかを探してみましょう。その際、くれぐれも「別途通話料がかかります」といった、小さく書かれているただし書きを見落とさないようにしてください。また、料金だけにこだわらず、通信品質もきちんと確認することも気を付けてくださいね。
以上、今回は「格安SIM」についての紹介でした。仮に「格安SIM」に乗り換えたとして、これまでの携帯料金との差額が出たら、浮いた分を使ってしまわずに貯めるクセをつけてみましょう。今までは払っていた(手元に残っていなかった)お金なので、負担なく貯めていけるのではないでしょうか。
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