皆さんが普段日本で使用している「円」という通貨。もし、これ以外に異なる通貨が存在していて、「円」と一緒に使い分ける必要があったらどうしますか?なかなか想像しづらいですよね。
でも、広い世界を探すと通貨が2種類存在している国があります。それは、キューバです。
キューバには2つの通貨が存在する
実は、キューバには「CUC(クック)」と「CUP(ペソクバーノ)」と呼ばれる2つの通貨が存在しています。キューバでは、この2つの通貨を使い分けるというテクニックが必要です。
「CUC」は1CUC=1USDと、米ドルとほぼ同等の価値があります。外貨と交換可能な通貨なので、外国人が両替所に行くとこの通貨に両替されます。
対して、もう1つの通貨である「CUP」は、25CUP=1CUCという固定レートで計算されています。
2つの通貨の違いをものすごくざっくり言うと、「CUP」は現地に住んでいる人用の通貨で、「CUC」は外国人旅行者用の通貨ということになります。
キューバ人のお給料は基本的に「CUP」で支払われます。また、家賃、電話代、新聞代などの生活費や、路上の食堂、ピザ屋などローカルなお店での支払いも「CUP」で行われます。
どうやって使い分ければいいの?
「CUP」のお金の流れは、基本的にはキューバに暮らすキューバ人の間だけで完結します。
一方で、外国人旅行者が使うようなレストランやお土産屋では「CUC」で支払うことが多いです。
ただ、外国人旅行者であっても銀行の窓口で交換してもらえば「CUP」を手に入れることはでき、現地の人が使うお店では「CUP」を使って支払いが可能です。
例えば、昼間は現地の飲食店で「CUP」を使って食べ歩き、夜は「CUC」払いのおしゃれなバーやクラブに行くなど、そういった使い分けもおすすめです。そうすることで、様々な側面からキューバを楽しむことができるでしょう。
キューバに訪れるときはうまく通貨を使い分けよう
皆さんは今回紹介した雑学を知っていましたか?もしキューバを訪れるときは、2つの通貨を使い分けて楽しく観光してみてくださいね。
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